要求の追跡可能性(1)
「要求管理とは~」とか「要求の追跡可能性とは~」とか、大上段に構える積もりも無いし、構えも取れないんだが、仕事の必要性に迫られて今更ながらつらつらと考えている。
特に、要求管理の中でも追跡可能性について、頭を整理してみよう。
まずは、どういった観点で整理するかを書き出してみる。
要求の追跡可能性が求められるシーン(ユースケース)は何か。
誰が何のために追跡可能性を必要とするのかを、システムライフサイクルに登場する主要なアクターを軸として整理する。
何から何への追跡可能性が求められるのか。そのエッジは双方向か。
粗く言ってしまうと要件と設計とか。基本的には上のユースケースから導出できるように思う。
ただ、ビジネスとかKPIとか言い出すと個々の方法論に嵌ってしまいそうなので、一般的な知見を中心として、後は考え付く範囲で整理してみたい。
ソースとターゲット間には、どのような断絶があるのか。
粒度の違いと質的な違いがあるはずだと思っているんだけど、まだうまく言葉で表現できていない。あと、技術領域によっても異なるはず。例えば、UIに関する要件と設計の断絶は主に粒度の違いとして表現できるのでは?とか。
追跡可能性を確保するためにどのようなツールが使われてきたのか。今後の方向性は?
RTMとかRTVMみたいな意味でのツール。ReqPROみたいなツールも守備範囲にしても良いんだけど、まずはプリミティブな意味でのツールを押さえとくことが必要。
参考文献にはどのようなものがあるか。
こんな感じでつらつらと考えてみよう。続きはまた。