No Bugs, No Life

読んだ本や、プログラミング、システム開発等のねたを中心に。文章を書く練習なので少し硬派に書くつもりだけど、どうなることやら。

Windows 7(64bit) のフォント環境を改善してみる(gdippの導入)

完全にGWモードで単なるお遊びだが、gdippを導入してWindowsのフォント環境を改善してみる。

背景(何故思い立ったのか)

KaoriYa版gvimをフォント周りはデフォルト(win32ならMSゴシック12pt)で使っていたのだが、少し素敵なフォントを入れてみたいと思った。
巷ではWindowsのフリーのフォント(コーディング用)としては、Ricty(プログラミング用フォント Ricty)の評判が良いようだが、最終的にMigu 1Cフォント(Miguフォント : M+とIPAの合成フォント)を導入することとした。
※いつものことですが、フリーで素敵なフォントを提供してくださっている関係者の皆様に感謝いたします。ありがとうございます。

これならば10pt程度までサイズを落としてもMSゴシックよりずっと読みやすくなったが、もう一息ということでフォントレンダラーとしてgdipp(gdipp - Customizable Windows text renderers - Google Project Hosting)を導入してみる(最近はMacTypeなるものも登場しているらしいが試していない)。

gdippの導入

gdippGoogle Codeでホスティングされている。
Downloads - gdipp - Customizable Windows text renderers - Google Project Hostingよりgdipp_x64_0.9.1.msiをダウンロード(2.1MBぐらい)する。
msi形式なのでインストールはウイザードに従って行えばOK。
基本的にはデフォルトでよいと思うが、念のため導入ディレクトリのみ空白等を含まないパス(C:\home\softwares\gdipp)に変更した。

動作の確認

gdippはWindowsのサービスとして実行されるので、特に追加のアクションは不要。

使用前 Vim(フォントはMigu 1C 10pt)

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使用後 Vim(フォントはMigu 1C 10pt)

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うーむ、Migu 1Cに置き換えたVim上ではあまり違いが明確に判らないな。

でも、MS Pゴシック(16pt)を使っているFirefox 20.0.1ではその違いは一目瞭然。

使用前 Firefox(フォントはMS Pゴシック 16pt)

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使用後 Firefox(フォントはMS Pゴシック 16pt)

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なお、Firefoxの場合にはabout:config から gfx.direct2d.disabledの値をtrueにしないと gdippは利いてくれない。
詳しくは「Firefox gdipp」とかで検索してくださいな。

Conclusion

gdippも万能ではなく、フォントレンダリングを横取りできないアプリもあるらしいし、ものによっては表示が崩れる(astah communityとか)ので、実用するかどうかは様子を見て決めることとする。
Firefoxのフォントがすごく綺麗になったのは捨てがたいのだが。