グダグダの取り扱い
(適切なカテゴリが思いつかなかったので、とりあえずMISCカテゴリを作ってしまう。)
所謂「グダグダしてしまう」状況と云うのは、恐らくは大半の人にとっては避けがたいものだということは理解している。
自分自身も「gdgd~」という状態はままあるわけで。
一方、何故か常にグダグダしている(、と周りから思われている)人がいることも事実だと思っている。
自分自身もそう思われていないと良いのだが。
これらの2通りのグダグダについては、「Px:存在=xは人間である」、「Gt:時間=tの間グダグダしている」とすることで、以下のように記号化することができる。*1
1) ∀x(Px→∃t(Gt))
2) ∃x(Px→∀t(Gt))
(以降、それぞれを "1)型gdgd"、"2)型gdgd"と呼ぶ)
以下の記事においては、グダグダに対する善悪の判断は行わず、如何にこれらのグダグダに対処していくのかを考えたい。*2
1)型gdgdの取り扱い
1)型gdgdの原因は、「眠い」「疲れた」「飽きた」といった肉体的/精神的な状態(s)であることが経験的に導き出されている。*3
ここで導き出されたsは全て互いに独立しており、各々がtの関数であるため、1)型gdgdは時間が全てを解決してくれる。
2)型gdgdの取り扱い
一方、2)型gdgdは、図に示すように「他者の主張が理解できない」「主張を他者に伝えられない」といった他者とのコミュニケーション能力不足が原因となっているように、表面的には見える事例が多い。*4
しかしながら、2)型gdgdに対しては「コミュニケーション能力を磨いてください」と言うことは何ら解決には結びつかない。何故なら、2)型gdgdは「他者の主張が理解できない」から。
従って、2)型gdgdの取り扱いには、相手のコミュニケーション能力不足の裏に隠れた真因を意識的にこちらから回避する必要がある。
なお、この図に示したコミュニケーションエラーの原因(図の最左列)はあくまでも例であり網羅しているなどと言うつもりは毛頭無い。
が、ある架空の人物(仮にTさんと呼ぼう)を想定して、彼が「人の話を聞いていない」「理解力が不足している」「伝えたいメッセージを整理できない」「話術が極端に下手」であることが2)型gdgdの真因であると仮定してみよう。*5
その場合、2)型gdgdの真因を以下のように回避することが2)型gdgdの取り扱いとして有効であろう。
- 「人の話を聞いていない」
- 口頭で説明する場合ならば、これから何を説明しようとしているのかを小学生にもわかるように噛み砕いて説明してあげよう。
- 資料を使うのであれば、できる限り簡素な資料として、関係の無い記述を可能な限り減らすこと。
- Tさんが何か他の事で頭が一杯のようであれば、その「他の事」を事前に頭から追い出しておかないとならない。『人は聞きたいことしか聞かない。』という古い格言を思い出さなければならない。
- 「理解力が不足している」
- これは口頭であろうと資料であろうと取るべき道はひとつ。幼稚園児でもわかるような言葉で説明してあげよう。
- ただし、下手な例え話はハマル。例え話は何らかの尺度(例えば抽象度)の変更が入るものなので、Tさんはそこについていけない。若しくは細かな違いが気になって「人の話を聞いていない」パターンに陥る。
- 「伝えたいメッセージを整理できない」
- 「話術が極端に下手」
- これら2つは、対処法としてはまったく一緒になる。要するに、彼にしゃべらせるな。Yes/Noで答えられるような質問を最後に投げかけろ。
上に示したように、2)型gdgdを根絶できるか否かは、彼ではなく自分自身にかかっている。
長くはない人の一生を無為に過ごさぬためにも、グダグダの取り扱いには細心の注意が必要であることを理解し、より効果的に取り扱う方法を探究しようではないか!